私はある人に言わせると「偶然体質」なんだそうだが、
選手を育てる時には、選手の成長を妨げない「場」を作ること
が大切だと考えコーチや指導スタッフにも、考えを徹底させた、
というような趣旨のことを発言していた。
この言葉を聞いて、私は
「やはり一流の指導者には、考えに共通点があるんだな。」と感じた。
その共通点は、本を読んで学ぶとか人から聞くとかではなく
実体験を深く思考して初めて得られる「智恵」とも
言うべきものかもしれない。
私が参画している中小企業サポートネットワークの主宰は
立教大学の山口義行経済学部教授だが、先生は講義の名手として
広く知られている。
氏の著書である聞かせる技術の中にも
「人育て」のキーワードは「“場”を作る」ことと書かれている。
つまり
「人材をどう育てるか」より「人材が育つ場をどう作るか」に
経営者の目線を持っていきたいと語っている。
山口先生と全く同じ趣旨の事を古田さんの口から聞いたときに
古田さんが人を育てる点でも一流な理由が分かったような気がした。
そして、彼の著書「優柔決断のすすめ」も読んで、
「育てる一流」の思考に触れてみたいと思った。
全く神様は粋なことをなさるものである(笑)

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