☆さる真似ダイエット☆

年末・年始の飲みすぎ・食べすぎでウェイトオーバー気味の
日本人が大量に増える今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか?

夏場に比べて消費カロリーが少ない冬場は太りやすい条件が
重なっているので余計に体重増加を感じることでしょう。

おそらく食事制限によるダイエットをしていた人は、極端に
リバウンドしているのではないでしょうか?
これは体の仕組みを正しく理解せずに、おさるさんのように
ただ真似てダイエットをしたが故の必然的結果なのです。

ダイエットをする時に、さも理論的に正しいような
「摂取カロリーを少なくすれば、体重は落ちます」という
言葉を信じてはいけません

この言葉は正しくは
「摂取カロリーを少なくすれば、一時的に体重は落ちますが
体がエネルギー節約モードになるので、食事を普通の量に
戻した途端に、確実にリバウンドします

と言い変えるべきです。

摂取カロリーを少なくするというのは、体にとっては
「一種の飢餓状態」です。これは何を意味するのか?

体にとっての至上命題は命を永らえるということ。
そのために脳は「一種の飢餓状態」であると認識した
時点で少ないエネルギーでも大丈夫なように
体を作り変える指令(ホルモン)を出します。

これは、あなたが意識して調節することはできません。
ほぼ機械的、システマティックに行われる変化ですから。

そして、節約モードになった体にとって普通量の食事は
カロリーオーバー
になってしまい、余った分のカロリーが
めでたく脂肪となって体に備蓄される訳です。
次の飢餓状態に備えるために。

これは生命体としては、ごく自然な反応です。自然界に
おいて命を危険にさらす一番の要因は「飢餓」です。
食べられなければ、それは即ち「死」を意味します。

なので、人間の体は血糖値を上げるシステムは3種類
ありますが、逆に血糖値を下げるシステムはたった1つ
しかありません。
人類史上今まで、下げる必要がほとんどなかったからです。

私たちの体は「飢餓」に対して、私たちが意識している以上に
とても敏感に出来ています。その点をまず認識しましょう。
その認識がないために、糖尿病になるまで食べ過ぎるのです。

糖尿病は若年性以外はすべて「食べ過ぎ」が原因です。
昔から言われる「腹八分目に医者いらず」は理に適っています。

しかしカロリー制限によるダイエットでも、次の3点において
それは有意義です。

それは
・一時的にせよウエイトロスを経験できるので満足感や達成感を
 味わえる

・自分の体の変化を確認できるので、痩せていく過程をイメージ
 しやすく
なる。
筋トレやスポーツと組み合わせれば、リバウンドしにくい体
 作り変えることができる。
ということです。

一方デメリットとして
・摂取カロリーの減少に伴い、栄養のアンバランスを引き起こし
 様々な体の不調(貧血、生理不順、精神不安、骨粗しょう症、
 うつなど)を引き起こす可能性
が高まる。
・女性の場合、低体重児を出産する可能性が高まる。
・リバウンドを繰り返すと痩せにくい体質に変化してしまう。
ということがあげられます。

このようなメリット、デメリットを十分に理解していないと
体と心に負担をかけるだけになってしまうので、
情報を鵜呑みにした、さる真似ダイエットをするのではなく
自分の頭で考えて、正しい方法で体をコントロールしましょう。

あなたの体を守れるのはあなたしかいないのですから。

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