筋肉について

私は趣味でアルゼンチン・タンゴを始めたのですが
タンゴの先生にリンパケアによる体のケアを教えたことがあります

先生たちは長年ダンスをしていて
体の使い方や筋肉の動きについて研究しているので、
体感覚(筋肉)が非常に鋭敏なのでしょう。

リンパケアの効果についても、
普通の人とは違う視点で効果を実感されていました。

以前、
音の変化について言及した人は
プロのピアニストの方ですし
聞こえ方が変わったと言ったのは
盲目のプロの太鼓奏者さんでした。

やはりプロは様々な感覚が鋭敏なので
素人レベルとは全く違う感想を頂けるのが
面白くもあります。

ということで、話を最初に戻しますが
肩については筋肉の力で無理に関節を動かしているため
肩甲骨を動かす時に「コリコリ」という音が出る状態でした。

関節を動かして音が出るのは「筋肉の過緊張」のシグナルです。

長時間の正座のあとに立ち上がると、膝がポキッ
長時間の座位のあとに歩き始めると、足の指がポキッ
長時間のパソコン作業の後に腕を回すと、肩がポキッ

この音たちは筋肉が凝っていることを教えてくれています。
そして筋肉が凝りやすい状態(緊張している)であることも。

このように「凝った」状態の筋肉を、そのままにして
ストレッチしたり、トレーニングしたりしては
筋肉を痛める確率が高くなります。

例えば、日頃運動をしていないパパたちが
お子さんの学校や町内の運動会で張り切って
若かった頃のように、簡単な準備体操しかせずに
全力疾走したり、全力を出して綱引きをする場合。

その結果、肉離れや筋肉痛になる事なんてしょっちゅうですし、
転倒して怪我をしたりアキレス腱を切ったり骨折したり、、と
薬局勤務の頃は運動会の季節になると湿布祭りでした(笑)

当時は「筋肉を緩める」ことの重要性を知らなかったので
内輪の笑い話しで済んでいましたが、
今は「どうすれば怪我を予防できるか」を知っているので
一人でも多くの人に「筋肉を緩める」ことの大切さを
伝えられるよう願っています。

さとう式リンパケアの「筋ゆる講座」は
怪我の予防だけでなく、痛みのコントロールや凝りの緩和
運動のパフォーマンス向上など体の運動機能改善に役立つ
「知識」と「実体験」が盛りだくさんです。

どうして強い力で揉む必要がなくなるのか
というより
どうして強い力で揉まないほうが筋肉が緩むのか
について体で実感するのが良いと思います。

コメント

  1. 整体師S より:

    SECRET: 0
    PASS:
    そうですね。私も経験上、固くなった筋肉へ
    強い刺激を加えると更に固くなるのは知っていました。強く張った筋肉へは、物足りないない位の優しい刺激の方が、早く柔らかくなるのも分かっていましたが、そこには明確な理論はありませんでした。
    これから精進して、多くの方の手伝いができれば最高だなと思っています。。。

タイトルとURLをコピーしました