リンパケアの哲学を伝えたり
施術やケアを実践していく中で
チョイスブラインドネスの存在を
知っていることが大切だと思います。
多くの人は確固たる根拠があって
物事を選択する、のではなく
選択をした(と思い込んでいる)後で
勝手な理由つけによって
選択を正当化している、ようです。
「詐欺」にひっかかる人の心理状態を
わかりやすく解説した番組内で
自分で判断したと思い込むだけで
全く違う物を手にしても気づかなくなる、
あるいは自分の選択を正しい、
と思いたくなる心理が
浮き彫りになっていました。
実験のあらましは こうです。
被験者に、二人の写真を並べて見せ
「どちらが好印象か?」と尋ね
印象が良いと思った方の写真を
指差して選択させます。
次にいったん写真を裏返して
指差した写真を被験者の手元へ滑らせ
被験者が自ら裏返し写真を表にして
被写体の顔を確認するのです。
そして
「どうしてその人を選んだのか?」と
理由を尋ねるという
ごくシンプルな実験です。
しかし写真を扱う人が実はマジシャンで
被験者の手元に滑らす時点で
写真は鮮やかにすり替えられてしまい
被験者が目にする写真は
選択した方とは違う人…
でも被験者は全く気づかずに
「笑顔が自然だったから」とか
「やさしそうだったから」とか
もっともらしいことを言って
その人を選んだ理由を説明するのです。
たとえ事実が
第一印象で良いと思った人とは違う人
であっても、
心理的には
(適当な?)理由をつけてでも
自分の判断が正しいと思いたい(笑)
そんな人の心理を知っていると
色んな事が「見え」てきます。
ただ、付け加えておくと
私は見た瞬間に
「あれ?なんか違う」と
違和感を感じました(苦笑)
なので、全ての人が「そうだ」とは
言いかねますが、そこはテレビ…
都合の良いように編集されている
だろうなぁ~(苦笑)
iPhoneからの投稿


コメント