私がリンパケアと出会ったのは約3年前。
薬剤師として医療現場で働きながらも、様々な軋轢の中で
無力感に苛まされる事も多い日々を送っていた頃でした。
もちろん、お薬の有効性は十二分に知っていますし、
現実に助かっている人が多くいらっしゃる事は承知しています。
けれど、現実問題として不必要とも思えるような投薬や
治療期間を延ばすのが目的なのかと疑うような処方箋
患者さんを診ないで慢性疾患に対して漫然と書かれた薬歴などを
目にしていると「自分、何やっているんだろう?」と
情けなくなることが多かったのです。
いやぁ、投薬しながら私なりのカウンセリングをしていくと
精神疾患の処方量がどんどん減っていくのには正直魂消ました(笑)
「なんだ、薬なくたって治るじゃん・・・」みたいな感じです。
両手にリストカットをしているような娘が、カウンセリングをすると
その場では精神状態が良くなるのに、元の環境に戻ると
まるで引き戻されるように状態が悪くなる・・・
「これは、もう薬じゃない・・環境を変えなきゃ駄目なんだ」と
無力感を味わうこともしばしばありました。
丁度そんな時に出会ったのが、さとう式リンパケアだったのです。
当時の私は何より痛みをなんとかしてあげたいと切に願っていたのです。
頭痛、これは本当にやっかいな痛みです。
薬局で頭を抱えるようにしてうずくまる患者さんを見て、
投薬口までお越しいただくのは申し訳ないので、
座席までお薬と薬歴(当時は電子薬歴はなかった)を持って行き
症状を伺った時の心底疲れきった辛そうな表情は忘れられません。
痛みで目に涙を浮かべて私にか細い声で訴えるのです。
「どうやったら、この痛みが消えるのですか?
どのお薬を飲んでも、またすぐに痛みが出てくるのです。
お薬を飲むと気持ち悪くなるんだけれど、
余りに痛くて胃薬と一緒に飲んでいるんです・・」と。
もうね、薬歴にはありとあらゆる鎮痛薬の名前が列挙してあるの。
偏頭痛に著効とされたトリプタン系の薬剤名も、そして
おそらく副作用と思しき症状に対する処方も。
でもね、彼女にはトリプタン系も効かなかったみたい。
本当に可哀想でね。
その場でお薬を飲む彼女の背中をさすりながら
「お大事に」って言う位しか出来ないの。
忙しい薬局だったし、他の患者さんが大勢待っているから。
で、投薬口に戻って他の患者さんにお薬を出しながら
彼女の様子を伺っていると、壁を伝って帰ろうとしているのね。
30分くらい待っていたのに、まだ痛くてまっすぐに立てないの。
見てるとふらふらしているから、危なっかしくて
他の薬剤師に投薬のヘルプを頼んで、
エレベーターまで手を引いて行きました。
彼女は極端な例かもしれないけれど、きっと潜在的に
痛みで苦しんでいる人は沢山いるということは実感しています。
同じように時々頭痛で苦しんでいた薬局事務の女性に
リンパケアをやってあげたら、嘘のように痛みが引いて、
その後も雨の朝などにちょっぴり痛くなることはあっても
かなり鎮痛薬の量が減ったと知った時に確信したのです。
このリンパケアは本物だ!と。
今は小顔やシワ、美肌、スタイルアップなど
美容の方面での認識が高まっていますが、さとう先生も私も
本来は体の機能改善の一助としてのリンパケアを望んでいたのです。
ブログの記事を書きながら、ふっとそんな昔のことを
懐かしく思い出しました。

コメント
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>本来は体の機能改善の一助としてのリンパケアを望んでいたのです。
リンパケアをすばらしいと
考えているのも
ソコです。
体の機能改善にリンパケアが
すばらしい効果を発揮する。
私もソコです。
美容よりも ソコなんです。
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>磯貝あきよさん
認知されるまで、認知された後・・・・
良いものをより良くするのも、悪くするのも
自分自身だと思う事から始まります。