別れと出会い

このブログでは、リンパケアに関する記述がほとんどですが
今日は個人的なお話を。

3月4月の月の変わり目は別れと出会いの季節ですが
私にとっての大きな別れが3月31日にありました。

かわいがっていたミニチュアダックスのアポロとの今生の別れです。

品川に引越しをしてからは、息子に預けていたので
会う機会は少なくなっていましたが
それでも会う度に尻尾をパタパタと振って
全身で喜びを表してくれる可愛いワンコでした。

腎臓に腫瘍が出来て、それが消化管と肝臓に転移し
衰弱していきました。

弱々しい呼吸をし、死期が近いことをうすうす感じながらも
必死に生きようとする彼の凛とした姿に
荘厳ささえ感じる最期でした。

M.ダックスは無駄吠えをすると聞いていたので
小さい頃の彼を躾けるときに、吠えるとマズルを掴んで
「ダメ」と教え込みました。

トイレもしっかりと覚えさせ、全く粗相をする事のない
しっかりとした犬で、散歩をさせると会う人ごとに

「お利口さんですね。」とか
「賢そうな顔をしていますね。」とか
「全然吠えなくで大人しい犬ですね。」とか
親ばかのようですが褒めてもらえていました。

息子が散歩をさせていた時でもそうだったらしく
犬を通じて近所の人とのコミュニケーションが増えて
自慢の犬だったようです。

しかし、最期にはそれが仇になったようで
全くなかないので痛みの有無が分からないし
おしっこやウンチをなんとか立ち上がって
ふらつきながらもトイレまで行こうとする姿に
胸がしめつけられました。

しっかり躾けることを意識する余り、
彼にストレスを与えていたのかも知れないと
切なく思いましたが、後の祭りです。

腎臓がすっかり取り込まれ、太い血管を誘導して
ぬくぬくと大きくなっている腫瘍を見た時には
本当に驚きました。

もう少し早く気づいてあげていれば・・という
後悔がありますが、今は私達家族の元に来て
楽しい思い出をありがとうと感謝しています。

時々はフラッシュバックのように、
思い出に涙する時があるかもしれません。

その悲しみさえをもしっかりと抱きしめながら
目に焼き付けた彼の最期の立派な姿を見習って
私も人生の最期を迎えたいと思っています。

満足できる人生を送って
笑顔でサヨナラが言える日を迎える事が
夢の一つになりました。

アポロ、ありがとうね!
一生忘れないよ!

コメント

  1. ケンさん より:

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    初コメさせていただきます。
    家族同様にしていたアポロちゃんとの別れ…ご心痛いかばかりかと存じます。
    私も先日、飼っていた魚を亡くしました。
    3年位前に近くの公園で釣ったブルーギルという川魚です。
    外来種で他の魚の卵や稚魚を食べてしまい、生態系を破壊するので、釣れた時は抹殺しなければいけない魚ですが、可哀想なので持ち帰ってペットにしていました。
    けっこうハンサムな顔をしていて、家族の人気者でした。
    出会いと別れ…そしてまた新たな出会いが…
    私は、時々花のブログを書いています。
    先日、スイートピーの記事をアップしました。
    スイートピーの花言葉は「門出」です。
    新しい世界へ旅立ったアポロちゃんに…白い花のスイートピーを捧げます。

  2. 木村友泉 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >ケンさん
    心優しいコメントありがとうございます。
    スイートピーの写真も可憐で癒されました。
    「死」について真摯に考えることで
    「生」を見つめ直すきっかけがありました。
    アポロにはただ感謝しかありません。
    またブログに寄らせて頂きますね。
    ケンさんにとっても素晴しい日々が
    続きますように!

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