筋肉が痙攣しやすい時の対処法☆

大阪セミナーに参加された方から、ご質問のメールを頂きました。

ふくらはぎがよく攣(つ)るのですが、対処法はありますかとのことです。
勿論、あります(笑)

ふくらはぎの痙攣は「こむら返り」と呼ばれ、
比較的多くの人が経験する筋肉の痙攣です。

原因は筋肉疲労、睡眠不足、ミネラルのアンバランスなど
色々ありますが、痙攣しやすい筋肉に共通していえることは
過緊張(筋繊維自体の問題)」と「循環不全(筋繊維以外の問題)」です。

この二つは車の両輪のように相互作用をします。
間違ったやり方でトレーニングしたり、血液・リンパの流れが悪くなると
筋肉は簡単に、硬く、緊張状態になります。

循環不全とは、
血液の粘度が高かったり、
リンパの流れが悪かったり、
心臓の機能が低下したりして、
筋肉細胞への酸素・栄養が不足している状態です。

過緊張の判断基準として
ふくらはぎ全体が硬かったり、
ふくらはぎを押して痛い箇所があれば、
それは筋肉が過緊張しているサインです。

なので、リンパケアの圧の弱さでさすりながら、
筋肉を緩めてあげましょう。

そしてできるだけ足首と足を回して、
足首と鼠径の関節を動かしましょう。

筋肉自体が柔らかい状態を維持できれば、
痙攣の危険性は低くなります。

循環不全の誘因は、体温低下体液のアンバランス循環機能低下です。

具体例をあげましょう。

体温が36度以下、
水中に長くいて体が冷えた、
冷え性である
味の濃い食物が好き、
揚げ物が好き、
肉類が多く野菜を食べない、
睡眠不足、
心臓血管系にトラブルがある、
交感神経の過剰な興奮

などは循環不全を引き起こします。

上にあげた原因の中で、どれがご自分にあてはまるのかを考えて
その問題点を改善していけば、自然と痙攣は起きなくなるはずです。

一人一人でその主な原因は異なると思いますが、筋肉部位では
異常な緊張が起きているという同じ現象が起きている訳です。

もし、どうしてもわからないという場合は、ご相談ください。

あ、成長期の子供さんの場合
貧血による痙攣がよく起こることを付け加えておきます。

特に激しいスポーツや長時間走るようなスポーツは
赤血球が破壊されて、鉄分不足から貧血になりやすいのです。

よく寝ているにも関わらず、朝起きられないという時
唇や肌の色を見てあげてください。白っぽい色であれば
貧血を疑って十分な栄養素を摂らせることが大切です。

スポーツをしているから健康とは限りません。
激しい運動によってできる活性酸素の害にも要注意です。

体に起こるトラブルには、なんらかの原因が必ず隠れています。
体の声に耳を傾けて、自身の生活を振り返ることも
充実した生き方には必要だと思います。

今日のワンポイント
足がつるという現象は一つでも、その要因は人によって十人十色

コメント

  1. 勝利の女神 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    循環不全の要素、拝見して・・・
    ぞっとしました。
    以前の私そのままで、確かにふくらはぎやら足の裏やらしょっちゅうつっていました。
    すべてに原因はあるのですね。
    不調もちょこちょこ出始めています、でも!「こんなもんか」と諦めずに、原因を色々方向から注目していきたいと思いました!
    ありがとうございます!
    PS:ツイッターでもお知らせさせていただきましたが、今日、車椅子バスケット日本代表の京谷和幸さんがフジテレビの「アンビリーバボー」に出演されます。長い間第一線で戦う京谷選手もコンディショニングには気をつけているのでしょうね。番組の詳細をブログにアップしました。木村先生にも是非ごらんいただけたらと。。。(^^)よろしくお願いします!

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