☆我が青春の玄武団☆

昨日知り合いのＫさんからお土産で頂いたキーホルダーです。
平安神宮で買ってきてくれたのですが、ちょっぴり嬉しくって
書き留めておきます。

そもそも、昨年末にＫさんが持っていた亀と蛇のキーホルダーを見て
「あ、玄武ですね」と私が一目見て気づいたのがきっかけなのです。

なぜ、私が玄武を知っているのか、しかもかなり詳しく・・
それは、私の高校時代の思い出に遡ります。

私の母校である富山中部高校では体育祭が大きな行事になっていて
３年生は体育祭が終わってから本格的な受験勉強に入る伝統でした。
今はどうなっているのやら・・・共通一次試験の無い時代のお話(笑)

体育祭は４つの団に分かれて、点数を競うというオーソドックスなスタイル
なのですが、その色分けの仕方が今ひとつ理解できない方法です。

１学年の８クラスのうち４クラスはクラス全体が一つの色の団員で
残り４クラスは出席番号順に４で割って余り１が○○団、余り２が□□団
という具合に振り分けられるという、なんとも珍妙な分け方をしていました。

で、その色分けが３年間続くのです！！
つまり最初に入った団がずっとそのままだから、みんな凄く愛団心(？)
団結心が強くなるわけです。

飾りつけも凝っていて、デコレーション長(略してデコ長)の指導の下
鉄骨で足場を組んで立体的な飾りつけをして、応援合戦なども点数に
加わって、かなり本格的につくりあげていた思い出があります。

だって、競技の予行練習というか授業後に団体戦のメンバーを集めて
タイムを計っていたんですから・・・しかも毎日(笑)

○○団は何秒の記録を出したから、我が団も負けずに練習せねば・・
みたいな、熱いハートでおりました。
でも３年間も同じ団だと、だいたい力関係も固定していて、当時
所属していた「玄武団」は連続１０数年間毎年最下位という不名誉な
記録を更新していた団だったのです。

強かったのは「白虎団」だったかな？
「玄武団」に決まったって言うと「可哀想に・・・」って言われるほど
悲惨なくらい弱い団だったのです。

当時「玄武」について調べてみたら、東西南北を守る四神の一つだと判明
(注：今では、ヨンさまの太王四神記で有名になりましたね)

でも、幕末の会津藩では玄武隊って50才以上の人で構成されていたと
知って「あ～、弱くて当然だわ」とも思っていました(苦笑)

団の名前とチームカラーは
朱雀・・赤色、青龍・・・青色、白虎・・・なぜか黄色
そして、われらが玄武はなんと　白・黒・緑の３色(笑)
黒だけだと目立たないという理由らしいのだけれど３色あってもねぇ～
色、バラバラだし・・と内心思いました(笑)

何から何まで、このように不思議かつ熱い雰囲気の体育祭なのですが
実は県下有数の進学校だったりするんです、これが。
でも、放課後には屋上で団長の掛け声に合せて、「フレ～、フレ～」
って大声を出す練習を無理やりさせられる破目に。
そして、当日には声が嗄れて、かすれて出ないという事態を招くのです。

私は声が良く通ったので、見事３年間ずっと応援団でした(笑)
そして、予想通り屈辱まみれの最下位の２年間を経て
最後の３年目にはなんと副団長にまでなってしまう始末(爆)

単に背が高いからという理由で推薦されてしまいました。

今年も玄武は最下位か・・と皆が予想する中、
そこは最後の維持を見せて、団体戦でも個人戦でも頑張って
なんと優勝してしまいました～！！

学校の先生がまず驚いた！歴史を知っているだけに(笑)
そしてなにより、私たち３年生がボロ泣きでした

負けた白虎団も悔し泣きしてました～～。
３年の時の私のクラスには「白虎団」と「玄武団」のデコ長がいて
競争心がメラメラしていましたから、そりゃ泣いちゃいますよね

そんな、青春の思い出が「玄武」にはあったんですよ。

なんだか懐かしい思いでＫさんにお話をしたら、覚えていてくれて
わざわざ、私に買ってきて下さったのです

すっごく嬉しかったです
勿体無くて使えないから、飾っておこうと思います。

金子さん、本当にありがとうございました～